どうやって採るの?

まずギョウジャニンニクのある所、それは、
北海道や東北・・・

では北海道や東北北部だったら
どこにでもあるものなのでしょうか?

いや、ギョウジャニンニクはその辺に
生えているような生やさしいものではありません。
まず、山に行かなければなりません
(当然ですね・・・)

ある時は熊の出そうな山奥深く・・・
ある時は沢沿い・・・
そしてある時は山道から10分ほど歩いた所に・・・
それはひっそりと生えているんです。

さぁ、長靴はいて(←これ必需品)、
軍手はめて(北海道では軍手をはく…と言います)
いざ、採りに行きましょう!

ちょっと待った〜!!

ここで注意しなければいけない、
そして絶対に守らなければならない、
山菜採りの掟(おきて)を
お話しなければなりません。

その掟とは・・・

小さな鎌などで、ていねいに切り、
根は残す!!


ということです。
根は残すんですよ!絶対に!!
なぜかというと、
ギョウジャニンニクは発芽から5〜8年かけて
やっと、食べられる大きさになるんです。
根を残しても、3年待たねばなりません。
みなさん、山に、地球に、
優しくなりましょう!

体に最高に良く、
味も抜群のギョウジャニンニク・・・

これを手に入れる前に、もう一つだけ、
も〜う一つだけ、
お話しておいた方がいいかなぁ〜
と思うことがあるので、
ちょっとお話ししておきます。

それは・・・

クマ=山親父=危険

 です。

山にはクマがいるんです。
だけどあまり恐怖過剰にならないでください。
クマの足跡を見つけることはあっても、
実際にクマに遭遇したことのある人は、
少ないんです。

ただし油断は禁物!
あなたがその少ない一人になったら困るでしょ?
困るで済めばいいんですけど、
生きて帰りたいですよね?
しかるべき対策をとっておきましょう!

採りに行く時は必ず一人では行かず、
複数で行きましょう。
みんな声かけあってね!

そしてクマに聞こえるように、
声を掛け合いながら山に入ってください。
クマは人間がいるのを嫌がりますから、
声が聞こえると逃げていきます。

「オゥー!」でも
「ワァ〜!」でも
「オゥラァー!!!」でも
構いません。お好きにどうぞ。
またラジオや笛も効果的です。

クマに遭わないよう、楽しく山を歩きましょう。